ジョブズには恨みがある。でも、彼の「居場所論」に救われている。
わたしは、スティーブ・ジョブズに長年、ちょっとした恨みがあります。
でも同時に、
彼の人生に、めちゃくちゃ救われてはいるのです。そんな複雑な胸中を書きます!
あのiPhoneを作った男、スティーブ・ジョブズ
ジョブズはご存知のとおり、Appleの創業者。
iPhoneもiMacもiPodも、彼がいなかったらこの世になかったかもしれないよね、というすごい人です!
わたしが今これを書いているMacBookも、毎日眺めているiPhoneも、ぜーんぶジョブズがいたから存在しているもの。
先日、彼の人生を描いた映画を観たんですが、キャッチコピーが笑える。
「口先一つで、世界を変えた男」
いや、もう少し褒め方なかったのかい!?
って思ったんですけど、調べてみたら、けっこう本質を突いていました。
ジョブズ、ぜんぜん自分で作ってない
革命的な商品を次々と世に出したジョブズ
実は、ぜんぜん自分で作ってないんです。
技術者の人たちに、
「いや違う、もう一回やり直し!」 「いや違うよ、もう一回やり直し!」
を、自分が納得するまで延々と繰り返させる人。
本当に「口先で」世界を変えていたわけです。
しかも口の出し方が、思いやりゼロで、独裁ポイント満点。
周りから「ジョブズは、いい人間関係を築いていく気ないよな?」と思われるのも当たり前で。
そしてこの独裁が、ユーザーにもしっかり襲いかかっていました……。
わたしも、ジョブズの「被害者A」です
ジョブズに対して、わたしには一つだけ、長年抱えてきた恨みがあります。
機械オンチの代表として、声を大にして言わせてください。
MacBookの電源ボタンに、ちゃんと「電源」って書かなかった罪は、大きすぎるのよ。
機械オンチ目線だと、本当にダメなんですよ。
シンプルでスマートなデザイン??そんなこと、どうでもいいのよ。
「電源」が無理なら「電」でもいいじゃん。
こっちは初めてのMacBookを前にして、
「まず電源は、ど、どこ……???」って、画面の前で白目で固まりますよね。
ボタンらしき場所を総当たりで触り、最終的に「これ不良品なんじゃね?」と疑って、電源を入れるだけで日が暮れたんです。
世界中の機械オンチが、あの電源ボタンを探してどれだけの時間を奪われたか、ジョブズには一回反省してほしい。
電源ボタンをたずねて3千里ですよ。
まあ、いまや毎日MacBookで仕事して、毎日iPhoneを使ってるわたしも、完全にジョブズの掌の上なんですけれども。感謝&くやしいです。
社内はもっと、限界でした
ユーザー(被害者A)の切なる叫びをお伝えしたんですけど、
彼の独裁っぷり、当然、社内はもっと限界に近づいていました。
ジョブズが立ち上げたAppleは、Apple Ⅱの大ヒットで急成長。
でも、次に作ったMacintosh(マッキントッシュ) が失速して、売り上げがずどーんと落ちたんです。
経営陣は考えました。
「これ、誰のせいだべ?」
そして、全員一致で出した結論が
「ジョブズのせいじゃね?」
「ジョブズ、君がわがまますぎる。みんなに何回も作り直しを命令して商品も出せないし、口は悪くて、社員も傷ついてる。 ……出ていってくれないか?」
経営陣全員から言われちゃって
自分でつくった会社を、自分で出ていくことになったんです!!!
え、自分でつくった会社なのに!?
本人にとっては人生で一番の絶望。
「俺には、もう居場所がない…」
ジョブズは、すぐに「新しい居場所」をつくりはじめた
ここからがジョブズの真骨頂。
絶望したのもつかの間、すぐに新しい会社をつくりはじめる。
しかも、「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」のあのピクサーを買い取って、アニメ業界にもう一発、革命を起こすんです。
一方、ジョブズを追い出したAppleは、売り上げが下がる一方。
そして出した、衝撃の結論。
「そうだ、ジョブズが新しく作った会社を買い取って、彼に戻ってきてもらおう」
さっき自分たちで追い出した人を、呼び戻す!?
(買い物カゴに戻すくらいに思っちゃってない???)
そして、戻ってきたジョブズ。(戻るんかい!!!)
彼は、自分をこきおろした経営陣をほぼほぼクビにして
iMac、iPod、iPhoneを次々に生み出して、世界を変えていきました。
ジョブズは、絶望した直後に「新しい居場所」をつくりはじめたんです。
わたしはこれを、勝手に 「ジョブズの居場所論」 と呼んでいます。
「ここしかない」と思った瞬間、選択肢は消える
学校で友達とうまくいかなくて、もう居場所がないと思ってしまったり、 会社で「ここを失ったら、他に何もない」と思いつめてしまったり。
人生のなかで、
「もう自分には、ここ以外の居場所がない」ってなる瞬間、ありますよね。
その思考にハマると、自分の可能性が狭くなる。
ジョブズみたいに新しい会社を作るのは無理でも、
なくなったら、自分で新しくつくればいい
なくなりそうなら、新しい場所を探してみる
それだけで、選択肢はぐーんと広がります。
「居場所はひとつしかない」と思い込んでた
わたしは、フリーアナウンサーとしてオフラインで11年仕事をしてきました。
長いこと「自分にはこれしかない」って思ってたんです。
でもこの数年、パソコンを使ったことすらなかったわたしが、いまや毎日パソコンに向かって、文章を書いたり、配信の準備をしたりしています。
電源ボタンの場所すら見つけられなかったわたしが、ですよ?
自分でも「こんな居場所もあったんやー!!!」とびっくりです。
人生は途中から軌道を変えてくれます。
意外と気づいていないだけで、居場所は世界中にちらばってるんですよね。
「新しい居場所を作る」ってなんか大ごとに思えるけど、
ジョブズみたいに会社を立ち上げなくて、大丈夫で。
SNSで、気になる人とちょっとつながってみる
気になっていたコミュニティを覗いてみる
気になる習い事を、一回だけ体験してみる
これだけでも、未来の「もうひとつの居場所」のタネになりますね。
知っておくだけでいいんです!
ジョブズの人生がわたしに教えてくれた「ジョブズの居場所論」は、これです↓
居場所は、ひとつじゃない。 なければ、自分で作ってもいい。
これを「知っている」だけで、心がちょいと軽くなりますよ。
「居場所がない」と思ったら、ジョブズを思い出してください!!!
独裁的で、口が悪くて、電源ボタンに「電源」と書かないノンデリな男だけど、彼は新しい居場所を自分でつくった人です。
電源ボタンの恨みは、たぶん一生消えません。
でも、彼の「居場所論」には、今日もちゃんと救われています。
わたしたちは、もうちょっと愛想よくやれるはずなので、ジョブズより余裕でしょう!!!
今回も少しでも参考になればうれしいです。きみに幸あれ!
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めっちゃいいこと書いてるのにクソワロタ😂
その通りすね
『ここしかない』って選択肢が消えてるってこと
それは命をも脅かします
『選べる』
すごく大事な考え方です✨