ノルウェーの幸せの作り方、うちの祖父が知らずにやってました。
お昼に家で作業をしていたら、窓の外がやたら明るくて。
お日様、出てるなぁ。
そう思ったわたしは、サンダルをつっかけて外に出て、空に向かって「いつもありがとうございます!」と言ってきました。
見る人が見たら、そこそこ変な人だと思います。笑
でもあとから知ったんですけど、
こういう「身近なあたたかさを味わう感覚」に、すごく近い言葉を持っている国がありました。
ノルウェーの人は「今クーセリきてるわー」と言う
わたしは以前から、世界の「居心地のよさ」をあらわす言葉を集めるのが好きで。
オランダの「ヘゼリハイド」、デンマークの「ヒュッゲ」とかね。
そのノルウェー版が、これです↓
【クーセリ】(つづりはKoselig)
ヒュッゲと似た意味合いで、温かみ、親密さ、一体感をあらわす言葉。
ノルウェーでは、
「ああ、今いい時間やなぁ」みたいな感覚を「クーセリ」という言葉で表すことがあるそう。
なんか別に「最高!」じゃなくてもいいんですよ。
今日、悪くないじゃん。
ここ、落ち着くな。
それくらいの幸せを、ちゃんと幸せとして数えるイメージ。
ちなみに、完璧なクーセリの夜はこんな感じ↓
テーブルにおいしいごはんとごちそうが並んで、心がポカポカあたたまる色に囲まれて、親しい友達と暖炉を囲んだりキャンドルを灯したりして、ゆっくり過ごす夜。
考えるだけで、ちょっと肩の力が抜けません??
ノルウェーは寒くて、太陽が出ない時間がとても長い国です。
暗くて長い冬をやり過ごすのは、想像するだけでもしんどい。
だからこそ、暗い季節の中でも、
家の中に光やあたたかさをつくる文化が育ってきたのかも。
そう考えると、日本は冬でもお日様と「こんにちはー」ができる環境なので、けっこうありがたい場所ですねぇ。
うちの祖父、知らずにやってた。
うちの祖父は、毎朝外に出てお日様にご挨拶をして、感謝を伝える人でした。
起きたら顔を洗う、くらいの当たり前さで、マジで毎朝です。
それを子どもの頃からずっと見てきたので、わたしの中では「お日様にはお礼を言うもの」が、すっかり標準になってしまいました。(大人になってから、これは全世帯の標準ではないと知った)
だからクーセリを知ったとき
うちの祖父、知らずにやってたやんって思ったんですよね。
クーセリは、人とのつながりと、自然とのつながりを大事にする考え方でもあります。
まあ祖父はたぶん、
「今ここにある光を受け取ろう」なんて全く考えてなかったと思います。笑
ただ毎朝、「ありがたいなぁ」って外に出てた。
今考える、すでにあるものを見落とさない習慣だったのかもしれません。
クーセリの材料は、意外と身近な5つでした
で、調べていたら面白かったんです。
クーセリっぽい暮らしに出てくるものって、
研究でも「人をちょっと楽にしてくれそう」と言われているものが多い。
ただ、
「ってなわけで、健康のためにこの5つやりましょうや!!!」と言い出したら、それはもうクーセリじゃない気もするので。笑
できそうなものから、ゆるーく試してみてください!
1つ目は、人とのつながり。
海外の研究結果として、
人とのつながりが強い人ほど、長く生きる傾向があることが報告されています。
人は、ひとりで頑張れているつもりでも
「ちょっと聞いてよ」と言える人がいるだけで、かなり違うんですよね。
会うと元気になるなぁというあの人は、もはや健康食品、ひいては納豆なのです。(納豆だいすき!!!)
2つ目は、あたたかさ。
エール大学の研究によれば、温かい飲み物は心のゆとりや思いやりの気持ちを促してくれるそう。
もうみんなあったかいお茶を飲んでれば、世界平和なんじゃないか??
キャンドルや炎のようなあたたかい光は、創造性を高めることもわかってきています。
3つ目は、スマホを置くこと。
スマホを頻繁に使っていると、ストレスホルモンのコルチゾールが上がると言われています。
そこからイライラ、不安、うつ、体重増加、血圧上昇、睡眠不足へ。
いいところがひとつもない件。
ただ、スマホを悪者にしたいわけじゃないんです。
わたしも仕事で使うし、これを書いてる途中でも5回見てますからね!笑
でも、休みたいからスマホを開いたのに
閉じたとき、なぜか休めてないっていうことあるじゃないですか。
スマホを見ない時間って、自分から積極的に作らないと、一生こっちに来てくれないんですよねぇ。
4つ目は、自然と触れ合うこと。
ある研究では、家の近くに植物が多いと、早く亡くなる確率が12%も減るとわかっているそうです。
理由としては、大気汚染にさらされる機会が少ないこと、自然のある場所で体を動かしたり人と関わったりする機会が増えることが挙げられています。
別の研究では、自然の中を散歩する人は、ネガティブな考えを何度も繰り返すことが少ないとも言われているとのこと。
スコットランドの医療サービスでは、高血圧や不安、うつの治療に役立つ【自然の処方箋】(自然との関わりを生活に取り入れる活動を提案するもの)を、お医者さんが出すことが実際にすすめられているそうです!
5つ目は、コンフォートフード。
食べるとホッとする、幸せな気分になれる料理のこと。日本でいうお袋の味も、近いかも。
高級である必要はまったくないし、手の込んだスペアリブじゃなくていい。
ある研究によると、コンフォートフードは誰かを思い出させてくれるものでもあるから、人とのつながりを感じさせてくれて、孤独感をやわらげてくれると言われています。
思い出ごと食べてる、っていうことですかねぇ。
今日もお味噌汁を作ります
こうやって並べてみると、
幸せは、何か大きいものを手に入れたときだけ来るわけじゃない。
しかも、クーセリ。お金がかかるものがひとつもない。
わたしのコンフォートフードは、やっぱり和食です。
食べるとほっこりする料理を思い浮かべたとき、真っ先に出てくるのがお味噌汁。
ということで今日も、お味噌汁を作りますかねぇ。
そんな一日で十分な日もありますね。きみに幸あれ!
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